学生の卒業研究

2018-09-10 08:53:39

 私はIT系の専門学校の教員をしています。そして後期から卒業研究の授業が始まりました。お題はAndroidで実用的なアプリを作るというものなのですが、そこそこひどい状況です。5グループあるうち4グループが企画を立てることができなかったのです。


 そもそもの原因は発想力のなさや、業務改善意識の低さが原因です。業務改善といっても仕事の話ではなく、日頃の生活そのものの改善意識がないのです。なにか不便や問題点があっても脳内でスルーしてしまい、何も意識として残らないのです。だから自分で何かを改善することはありません。では困ったらどうするか?他人を頼って終わりです。

 こういう企画で大切なのは不便を感じることです。その不便を何とかしようと頭を使わない限り、新しいものは何も生み出せません。不満を口にすることはあっても、その中でどんな不便があるのか考えることもなければ、それを自分の力でどう改善するのか考えることもないのです。

 しかしこれは最近の若者はという問題ではありません。日本人が全体的にそういう感じなのです。与えられた既製品をそのまま使うだけで、新しい発想をする思考を殺しているのです。