GCP(GCE)とIPv6

2019-03-14 00:44:23

 GCEでIPv6を利用するための設定をテストしてみました。標準ではIPv4にしか対応しておらず、IPv6でアクセス可能にするためには、ロードバランサを挟む必要があります。以下は設定上、色々と制約があるのでIPv6を使えるようにするためのメモです。


1 インスタンスグループを作成し、対象のGCEインスタンスを所属させる(非マネージド)
2 インスタンスグループで通信に必要なポートに名前をつける
3 ロードバランサを作成し、リージョンをグローバル(IPv6はグローバルにしないと使えない)にし、インスタンスグループとポートにつけた名前を関連付ける

 IPv6のロードバランサはリージョングローバルが必須です。そしてグローバルにした場合、インスタンスグループが必須になります。インスタンスグループには、対象のインスタンスを一つ所属させるだけでOKです。IPv6を使えるようにするだけなら、作成済みの既存のインスタンスを利用することになるので、グループの方式を非マネージドにする必要があります。

 あとはIPv6のアドレスをDNSに設定すれば終わりです。

 ということで設定してみましたが、ぶっちゃけメリットはありません。通信速度が速くなるわけでもないし、なにか追加で面白いことが出来るわけでもありません。IPv4のアドレスが自由に使える状況なら、あえてIPv6を使う必要はありません。

 IPv6のアドレスがグローバルリージョンになっているので、IPv6を経由した場合は海外からのアクセスが高速化する可能性があります。IPv6を持つロードバランサの内側は、GCP専用の内部ネットワークを経由することになるので、そのぶんだけ速度が上がるかもしれません。ただ、海外からIPv6によるアクセスを行う手段が無いため、その辺りのテストが出来ません。